大腸カメラ(大腸内視鏡検査)

大腸カメラ(大腸内視鏡検査)とは

大腸カメラ(大腸内視鏡検査)とは

直径10mm程度のスコープの先にCCDカメラとライトがついた器具を入れ、光で照らしながら観察していきます。肛門・直腸・S状結腸・下行結腸・上行結腸・盲腸・終末回腸などの部分に異常や病気がないか検査することができます。

症状チェックリスト

症状チェックリスト

大腸ポリープや早期の大腸がんなど、大腸の病気は初期症状が分かりにくいものが多いです。たとえ異常を感じなくても、50歳になったら大腸カメラ検査を受けましょう。また、家族が大腸がんになった場合は、40歳になったら検査を受けましょう。以下のような症状のある方は、すぐに検査を受けることをおすすめします。

  • 便に赤黒い血液が混じる
  • 血液が便器に落ちる
  • 下痢が長い間続いている
  • 便が細くなり、すっきり出た感じがしない
  • 検診で便潜血反応が1回でも陽性になった
  • 大腸ポリープを診断、切除された

発見できる病気

大腸のあらゆる病気を発見できる大腸内視鏡検査ですが、大腸の病気は大きく分けると二つあります。

腫瘍性の病気

いわゆる"できもの"ができる病気のことです。大腸にできる良性の『大腸ポリープ』や、進行性の『大腸がん』までを含みます。大腸にできものができても自覚症状はあらわれません。便が通過できないほど腫瘍が大きくなってから、初めて症状が出ます。

炎症性の病気

通常、炎症性の病気には急性型と慢性型があります。急性の代表は、0157感染による腸管出血性大腸炎や虚血性腸炎などで慢性型は、『潰瘍性大腸炎』『クローン病』などが、代表的な慢性型の炎症性の病気です。また、炎症性の病気は腫瘍性と異なり、腹痛・下痢・血便など症状が出やすいのが特徴です。

大腸カメラを希望される方へ

  • ◎検査について

    この検査は、肛門から内視鏡を挿入して大腸の内腔を直接観察し、大腸の炎症性の病気(腸のただれ、きず)、大腸のポリープ、その他を診断する検査です。
    検査は20分~30分くらいで終わります。

  • ・準備

    大腸内を空っぽにして検査を行います。大腸の中に食物の残渣(便)が残っていると検査のさまたげになり、検査が受けられなかったり、正確な診断が得られないことがあります。

    一週間前から食事制限や下剤の服薬などがあり大変かもしれませんが早期発見・早期治療のために検診で引っかかったら検査を受けるようにしましょう。心配な時はぜひスタッフにご相談ください。

  • ・検査当日

    来院されたら、下剤などの処置薬を飲んでいただき、しっかりお腹の中をきれいにしていきます。検査着に着替え、鎮静剤などの注射をします。

  • ・検査中

    患者さまは、モニターを見ながら検査を受けていただきます。すなわち、自分の腸の中をリアルタイムで見ていただきその場で説明いたします。

    大腸を膨らますために、空気ではなく炭酸ガスを使用しています。検査後のお腹のハリが空気と違ってあまりありません。

    検査時間は、20分~30分程度で終了いたします。

  • ④検査後

    ポリープを切除した場合は、1週間は飲酒と激しい運動、遠出は避けてください。

費用

大腸カメラ検査のみ:6,890円

大腸カメラ検査 生検あり:10,870円

ポリープ切除:26,000円

※税抜き

                           

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