タバコがさまざまな病気を引き起こすことや、受動喫煙によってまわりの家族に悪影響を与えることは、今では広く知れ渡っていることです。しかし、タバコのやっかいなところは、分かっていてもなかなか自分の意思でやめることができないところです。
タバコに含まれるニコチンは、脳や身体に快感を与えたり、ほっとしたりすっきりさせたりする作用があります。一度得られた快感や、ストレスを軽減できる安心感を、人はなかなか忘れられないものです。こうして身体的にも心理的にもニコチンに依存していき、タバコをやめられない人が多いのです。
禁煙治療では、ニコチン依存症に効く薬を処方し、医師から適切なアドバイスをおこなっています。そのため、禁煙の成功率はぐっと高まります。2006年より特定の項目に該当していれば、健康保険等を使った治療が受けられるようになり、患者さまの負担も少なくなりました。なかなかやめられないタバコ。ぜひプロの力を借りて、短期間で禁煙を成功させましょう。